冴えない青春時代、思い出の中のそれはなぜかキラキラしている不思議

人・人生自分語り,なつかしい話,名言引用

1985年生まれの私。最近、2000年頃の青春時代が懐かしくなってこんなイラストを描いた。

左は当時を生きた人なら知らない人はいないであろうミニスカ&ルーズソックスのギャル。地味で陰キャだった私からすると、ハードルの高い恰好。でも当時の女子高生は今見ても最強にかわいいと思うなー。2000年頃には既にブームは終わりかけだったけど。

右は私の周りでやっている人が多かった、スカートの裾の折り返しを解いてわざと長くしたスタイル。ジャンルで言うとサブカル系の子がやっていた感じかな?関西(というか大阪?)で流行っていたと記憶している。

こんな絵を描いて、当時を懐かしく思うのが少し不思議だ。
だって青春時代、本当に碌なことがなかったから。

2000年前後の私はこんな感じ。

  • 中学時代は塾の勉強に明け暮れる暗い少女だった。友達が少なくて昼休みを一人で過ごしたこともある。唯一の楽しみは漫画やイラスト。
  • 進学校に進むも、馴染めなくて2カ月で辞める。親に失望されて居心地の悪い1年を過ごす。この時から30代半ばで吹っ切れるまでずーーーーっとどこかで負い目を感じる人生に。
  • 入りなおした別の高校では暗い自分を変えたくて無理をする。でも自分を偽っている故本当の友達はできなかった。友達に馴染もうと無理をするうちに、自分のことがよくわからなくなり、精神的に不安定。みんなより1つ年上だということもずっと誰にも言えなかった。

友達が全くいないというわけでもなかったし、いじめにあったりしなかったのは本当に幸いなことだったと思う。

でも、ドラマや漫画であるような心が通い合う瞬間のようなものは一度もなかった寂しい青春時代。当時の自分を思い出す時、友達と一緒にいるシーンは浮かばない。

そういえば学校をさぼったことがあって、「こういう時、一緒にさぼってどこかに出かけられるような友達が欲しかったな~」なんて思ったっけ。そういう寂しい記憶ばかりが思い出される。

でも、今当時のことを思い出すとなんだかキラキラしているような気がする不思議。きらめきの理由はなんだろう。やっぱり感受性の強さかな?

曲のワンフレーズに自分の境遇を重ね合わせたりといったことは今でもするけど、この当時はそういうことへののめり込み具合がすごかったなぁと記憶している。

世の中に対する怒りや大人に対する反発心も、なんかすごかった。
大人でもいろんなことに怒っている人はいるけど、子供の持つ世の中への怒りは大人のそれより透明感があって、かつ尖っている感じ。
未熟さや思い上がりもあるんだけど、そういうのも含めてなんか透明感が違う。

あとは未来に広がる無限の可能性(人間は向き不向きがあるので本当の意味では無限ではないんだけどそう思えるよね若い時って)。
生物的にも20歳までは「成長」する一方だからそういう意味での輝きもあると思う。

自分の語彙力ではうまく説明できないけど、当時のキラキライメージにはそのあたりが関係する気がする。
あとは思い出補正?人ってもう手に入らないものにはやたらセンチメンタルになってしまうから。

なんか時々若い子に嫉妬したりしている人がいるけど、若い子は若い子で色々大変だと思う。
特に今の時代はSNSの付き合いもあるしコロナ絡みのこともあるし…。

それプラス、若さゆえの悩み、苦しみ、怒り…自分の青春時代と同じようにきっと今の若い人たちも色々なことを抱えて生きているんだと思う。表面的にはキラキラしてきれいで、楽しいだけにしか見えなくても。

コミュ障なもので若い人と関わることもそうないんだけど、自分が若者だったころの青春の光と影のような感覚を忘れずに、若い人に対して優しい視線を向けられる大人でありたいと思う。

なんか着地点がわからなくなってきてしまったから、最後にショートショートで有名な作家、星新一さんの言葉を引用させていただこうと思う。

「青春とはもともと暗くて不器用なもので、明るくかっこよく、スイスイしたものは、商業主義が作り上げた虚像にすぎない。」

出典:星新一「きまぐれ博物誌」

きまぐれ博物誌 (角川文庫)

うさぎ

うさぎ

きっとみんなそれぞれに何か抱えてるんだよ
うし

うし

陰キャも陽キャも、すべからく青春はほろ苦い
でもそれこそが青春を輝かせているのかもしれませんね

スポンサーリンク